旧 太極拳よもやま話 未分類

太極拳のたの字も・・・

2013年10月26日

 四方山話はもうすぐ一周年を迎えます。侃侃諤々して色々なことを書き続けておりますが、奇しくも一周年を迎えたところで人生の初弟子にも恵まれ、自分も夫婦関係という犬も食わないような場面以外は当然のように成長が求められます。これは師になると社会全体に於いて人間性が問われることになります。しかも、江口さんの師匠というとあの故王映海師という人格者もつとめられていた為、もしも、私があのお方と比べてしまうと、自分がいかにちっぽけな人間であることは一目瞭然でありましょう。
 だが、四方山に於いては特にいうべきことを言うようにしたいと、これはこの自由な国での特権であり、心理学上できちんとした自己出張が出来ていれば社会一般に迷惑をかけることもない為、本音は本音として通していきたいと存じます。
 本日はあの中国の食材環境と日本人の夜の楽しみの一杯を考えてみたいです。
 中国では、食材に関する犯罪が非常に多く、日本の有名な雑誌では「人民毒報」という連載迄が存在しています。今日に至る迄、食材や医薬品の偽装が耐えなく、既に多くの社長さんが死刑に遭いました。当然と言えば当然です。自業自得ですもの。だが、このような偽装はあの国に於いては一向に減らないような気がしますね。何故かと言うとこのような「冒険」うぃしない限り中国では殆ど、成功が不可能だと経営学習などの塾でよく言われていますね。中国では日本でいう産地偽装位のことならば、現在のところではおそらく罪を問われることもありません。だって、椎茸ならどこの椎茸は同じ味ではないかと中国人の多くはこう思うに違いがないですが、最近になって一部の上流階級の間でやっと、日本産の鰻が美味しいとか・・・というふうに変化しつつあるのも、中国人全体がまだ日本人程の越えた口が養成されていないことは確かです。勿論、これからは貧富に差が益々激しくなっていき、大多数の一般の貧しい方々も食材の美味しさがわかるようになる日が来ますが、どの分野に於いても人の損益を無視し自分の懐を肥やす人間はいつになっても減ることはないです。
 逆に日本は口に入れる物の管理は世界中を見ても類を見ない程厳しいです。勿論、食材や医薬品は人々の体に直接影響を及ぼす為、出鱈目に管理するわけにはいかないでしょう。日本では、たった産地偽装だけでも物凄い社会問題になってしまい、体の有害物質の混入などは殆ど未然状態で検出されてしまいます。保健所の監査も厳しく、この国での外食は実に安全ですね。日本人男性は生涯、慣れ親しんでいる居酒屋に通い続けるのですが、それは毎日のように積み重ねてきたそのお店の信頼であり、日本人の安定性を求めて浮気をしないという国民性の表れがお店を支えていることも揺るぎの無い事実です。
 でも、万が一いつも通ってきたお店が産地偽装をしていると発覚した場合はどうなるのでしょうか。勿論、誰もこのお店には行かなくなりますね。日本で中国みたいに毒饅頭でも生産したら間違いなくすべて回収しなければなりませんし、その会社も当然のように潰れてしまいます。社会全体が弾劾するのでしょうね。これはとてもよい社会システムだと誰もが信じているはずですね。偽装はいけない、嘘はいけませんと食品業界ではかなり厳しいルールが出来ています。
 でも、この国で他の色々な分野に於いてはどうでしょうか。
 有害なことはきちんと弾劾されていますでしょうか。このまま容認されている有害なことを誰かが弾劾しようと思うと、これは当然のように「出る釘は打たれる」と「村八分」を喰らってしまう可能性がありますね。
 でも、食品産地偽装や有毒食品のように体に害を加える物事は人間の体を蝕むことになりますので、注意しましょう。皆様の身の回りにきっと色々な「有毒」な物事が潜んでいるはずです。
 本日の写真:江口博が呉式太極拳本系6代目弟子と一緒に
 

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