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太極拳:外練筋骨皮、内練精気神

2013年5月17日

 外練筋骨皮、内練精気神という言葉はおそらく太極拳修練者の誰でもご存知ですね。でも、これを先急ぐと本当にとんでもないことが起こります。
 これは実はすべて結果であります。でれはあくまでも内外の三つの段階の話しであって、初心者がいきなり皮と神の修練は不可能ですよ。でも、昨今の世界各国の太極拳教室ですが、まさに千差万別であって、最初からいきなり気や神の練習を開始することで「内家拳偏差」を起こしてしまったこともかなり存在しています。
 先日申し上げていた「太極陰陽顛倒解」はまさに「神」の世界ですが、これは近道がありません。毎日、こつこつと基本拳の練習を繰り返しするしかありません。
 当然のように、太極拳は内家拳ですが、「外練」から入りますよ。ということで本当に太極拳を修練する際、常に内家拳的な動きも大事です。もしも、間違っていたら場合は外家拳を修練することになるし、ただ無駄に体力を使うことも多々ございます。そしたら楽しいスポーツでもしましょう。(私ならサッカー)つまらない結果が出ない太極拳は私は嫌です。それに「内家拳偏差」の恐れも常に御身を付き纏いますからね・・・。
 初心者の皆様、まずは筋からやりましょう。昔の中国道教は人間が筋と骨と皮で構成されていると信じていました。太極拳も筋から入りますね。人間の筋が柔らかに伸びやかになっていれば、体全体が軽やかになりますよ。筋が柔らかくなったことで人間の筋肉も柔らかくなり、体全体の機能もあがります。これは様々なスポーツにも追い風のような存在です。余分な動きが少なくなり走るスピードも上がるはずだし、格闘技の場合が予備動作が少なくなる為相手が予測しづらくなりますね。
 実は、私は多くの方(各国)に「気」の領域である「意」を強調したことがございます。これはその個人個人と聞き取りで太極拳は5年、10年もやったとの返答が来た時点でおそらく「意」を使うことは何とかなると判断した上での話しです。但し、多くのベテランの方のお体や肩を見ていると筋が硬いままですね。
 という訳で今日という今日でまた基本的な話しを致します。
 太極拳はまず、機能的な筋を柔らかくし鍛えます。筋が完璧に柔らかくなったら体中に精が満ちるようになります。次に機能的な骨を鍛え、いつか結果的に皮膚も敏感になったところでやっと体中に気は満ちるようになります。気の最後の段階では「意」というふうに言われています。通常、速い方は5年で遅くても10年あれば何とかなります。(一生無駄な体力を使う人もいますが)そしてそして、「意」を使って長い間修練するとやっと「神」の領域へ、でも、はっきり申し上げますとこの段階の人間はほんのひと握りですね。(私もまだです。頑張らないと)
 外練筋骨皮、内練精気神。時間かかりますね。
 「神」の領域は置いておいて、取り敢えず人間的最良状態を作りましょう。当然、筋からになりますね。
 具体的?面談しましょう。

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