旧 太極拳よもやま話 未分類

名剣と漢文化

2012年11月16日

 太極拳研究会を立ち上げて早一ヶ月が経ちました。よもやま話も続けてきましたが、数名の方のコメントと励ましを頂きまして嬉しい限りです。将来的には太極拳教室を夢見ている私ですが、まだ、現在のところはいろいろと宣伝を続けなければならないようです。私がいつも言っている本物の太極拳は、この日本国の皆様にいかにして理解出来るのか、まだ時間かかりそうです。

 先日、呉式太極拳創始者の呉鑑泉氏が武当太極拳宋遠橋17世より受け継いだ太極剣七星剣を本邦初披露を致しました。http://www.youtube.com/watch?v=CctycY94ORY&feature=plcpまた、違う角度からの撮影も考えております。なるべく皆様がわかりやすいように撮影したいです。友人からはよもやま話で質問したいとの要望もございました。いつでも、ご質問にお答えいていきたいです。どんな質問でもどうぞ、太極拳以外の話し、中華武道の話し、中国文化の話し、私の知っている限りのことは何でもお答えします。

 今回は、昔の人間は護身用の剣について、少し触れてみたいです。多くの皆様がご存知の中国三国時代に劉備が七星の剣を使っていました。伝説によるとあの剣はかなりの凄物でどんな硬い物も切ってしまう程の名剣でした。日本の刀は方っぽにしか刃が無い為、剣の使い方とも若干違いますが、古代中国は剣を一番常用していました。剣は他の武器と比べ軽く、刺してもよいし、両面の刃で戦う時に多様な対応が出来ます。剣がこのような利点があり大変人気の武器でした。従って、剣を製造する工場や組織もかなり多かったです。民間の鍛冶屋も剣作りに加え、僧侶や道士も一つの稼業として頑張っていました。お寺や道館は祈りながら剣を作ると名剣が生まれるとの伝説もあり一般に民間剣よりはいくらかお値段が高かったです。本当のところでは、僧侶や道士は民間人より、時間がたっぷりあって剣作りの仕上げ部分である研磨はすべて手作業ですし、研磨時使う水も山から湧き出る泉を使っていた為、切れ味がよいとされていました。実は民間の剣材には良いものが沢山ありました。

 他にも沢山の僧侶や道士に関する伝説がありますよ。位の高い僧侶が龍を捕まえて、そのエネルギーを吸引し剣を研磨する時に吹き込んで、青龍剣と名付けたとか、北斗の七つの星の光を浴びながら剣を研磨すると七星の剣とか・・・。どれも根拠はありませんが、なかなか楽しい話しではありませんか?私は子供の時、近所のお爺様がこの辺の話しをする時にいつもそばでわくわく、聞いていました。
 今では、日本も中国も本物の剣に関して、厳しい規制がありますね!武術用の剣はプラスチックで作られるものもあります。私は時折、折り畳み式の武術剣を携帯し色々なところで練習しています。

 話しが違いますが、呉式太極拳では3セットの剣があります。(http://www.geocities.jp/goshikitaikyokuken/03/index.html『呉式太極拳誕生』を参照)1セット目は創始者が楊式太極剣88式に道教剣を混ぜ入れた産物であって、2セット目、3セット目は道教太極剣そのものと言っても過言ではありません。当時、先代呉鑑泉が北京に活動していた頃、多くの武士が刀や棒、槍などを持参し交流を申し込まれていました。その目的は勿論、3セットの剣です。先代は相手に怪我を負わせるのが心配で出来る限り断っていましたが、どうしてもという時はいつも柳の枝などを剣の代わりに応じていました。しかも、負けたことがありませんでした。

 太極拳をどうやってこのように強くなれるのでしょうか?結論から申し上げますと練習あるのみです。
 では、これから練習して来ます。

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